防災アイテム紹介

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2023/03/01 グッズ

災害時に役立つのは滑らず、脱げない靴!おすすめ防災靴3選

災害時に役立つのは滑らず、脱げない靴!おすすめ防災靴3選

みなさんは被災を想定して靴を用意していますか?

地震大国である日本では大地震が起きた時の備えは必要不可欠ですよね。

さらに最近では浸水被害なども増えてきています。

防災リュックを用意している方も、災害時用の靴を用意している方は少ないのではないでしょうか。

普段履き慣れている革靴やスニーカーなどで構わないという方は多いでしょうが、実は足が頭部の次に守るべき大事な部分です。

今回はそんな災害時における靴選びについてまとめてみました。

長靴が最適とは限らない?

長雨や集中豪雨による河川の氾濫などで家から避難しなければならない場合、足元は「長靴が最適」と考える人も多いでしょうが、実は長靴が最適とは限りません。

一般的な長靴はヒモを結んで履かないので、移動時に脱げやすく、ぬれた地面では踏ん張りがきかないため転倒してしまう可能性があります。

長靴の底は分厚くできていないことが多いため、瓦礫やガラス片などの固くとがった危険物の上を歩くと、踏み抜いてしまう可能性もあります。

また、長靴は水がしみこみにくい構造になっているため、長靴の上から水が入ってしまった場合、バケツのように水を内部に溜めてしまい、足元が重くなってしまうのです。

水位があまり高くない場合でも急激に水位が変化することを想定して、長靴を履くのは避けましょう。

災害時の靴の選び方

JIS規格、JSAA規格の違い

安全靴や作業靴には、「JIS(日本産業規格)」と「JSAA(公益社団法人日本保安用品協会)」が定める2つの規格が表記されていることがあります。

大きな違いは使用できる素材と耐久性にありますが、JSAA認定品に比べJIS合格品はより高い耐久性などの厳しい基準をクリアした製品です。

軽量性を重視したい場合はJSAA規格、耐久性を重視したい場合はJIS規格というように、用途に応じて使い分けると災害時でも安全に行動することができます。

踏み抜き防止

瓦礫やガラス片など鋭利な物が散乱している場所を歩くこともあるため、それらの突起物に対しての耐久性が高い靴を用意しておくと安心です。

また、普段使っている靴に、中敷きとして売られている防災向けの「セーフティインソール」や「踏み抜き防止ボード」をセットできるように準備しておくのもおすすめです。

靴底の耐滑性

災害時は不安定な場所が多く転倒する可能性が高いため、しっかり凸凹があってグッと踏ん張れる「滑りにくい」材質や構造の靴を選びましょう。

特に浸水した足元は濁って地面が見えにくく、注意して歩く必要があるので耐滑性の有無は重要ポイントです。

しっかりと水や洗剤にも耐えられる靴は、捜索や瓦礫の撤去時などにも役立ちます。

つま先の保護

重たい物体の落下や圧迫に対して回避しづらい「つま先の保護」のため、靴先に鉄製などの先芯が入った物をオススメします。

かかと部分の衝撃エネルギー吸収性

履き心地や履きやすさにプラスして、瓦礫などによる道のでこぼこが足に伝わりづらいソールの厚い靴を選ぶと、長距離を歩くことになっても体力を温存できます。

靴のサイズと排水性

避難途中で脱げてしまわないよう、かかと部分のある足をしっかりホールドしてくれるものを選びましょう。

また、水害時の場合、靴は水を含むと重くなるので排水性の良いものがオススメです。

脱げにくい靴

脱ぎ履きがしやすい面ファスナーだと水圧で剥がれてしまう恐れもあるため、ヒモでしっかり縛れるタイプを選びましょう。

ヒモは水にぬれると結び目が固くなるので、ほどけづらく安心です。

おすすめ防災靴3選

ミドリ安全 アクティブセフティ ワークスニーカー AS-10 ネイビー ブラック

【楽天市場】みどり安全楽天市場店

クッション性のあるソールで履きやすさ、動きやすさに特化した靴。反射材がついているので夜間の作業も安心です。

超耐滑底安全靴 ハイグリップセフティ ミドリ安全 中編上靴 HGS520 ブラック

【楽天市場】みどり安全楽天市場店

アキレス腱やくるぶしまで保護できるハイカットタイプの靴。
耐滑性に優れているだけでなく、つまずきを予防する為の設計も施されているので、歩きやすさも兼ね備えています。

ミドリ安全 雪上でも滑りにくい耐滑安全靴 オールラウンダー ARD210N ブラック

【楽天市場】みどり安全楽天市場店

雪上でも滑りにくい、耐滑に特化した靴。見た目も普段使いの靴に近いので、雨の時期や雪の降る地域では通常時から履いて足を慣らしておくのもおすすめです。

最後に・・・

せっかく用意した防災シューズも、未使用のままだと湿気と乾燥によって劣化が進み、カビの温床になってしまう可能性があります。

靴の寿命はおよそ5年なので、まったく履かないまま捨ててしまうことにならないよう、災害時はもちろん普段から活躍できるデザインのものを選んで靴を履く機会を作るとよいでしょう。

また、災害時には汚れた靴を洗うことが難しい場合もあるので、購入してすぐに防水スプレーをかけておくと、水も汚れを弾いてくれるのでとても便利ですよ。ぜひ、参考になさってください。