防災アイテム紹介

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2022/07/19 備える

今すぐできる防災!ハザードマップの活用法

今すぐできる防災!ハザードマップの活用法

「ハザードマップ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?自然災害のリスクを自分の住んでいる地域に照らし合わせて確認できるように作成された地図のことです。

温暖で災害が少ないと言われている岡山県でも、近年では台風や豪雨、地震などの自然災害で多大な被害を受けました。そんな、いつ起こるかわからない自然災害に備えるため、普段から防災対策をする必要があります。ハザードマップのことを知っていても、見たことがない人がまだまだ多くいます。自分の住んでいる地域のことを知り、自分と大切な人の命を守りましょう。

国土交通省が作成したハザードマップで確認できること

(リンク先URL:https://disaportal.gsi.go.jp/index.html

洪水・土砂災害・高潮・津波、道路防災情報、土地の特徴などを地図に重ねて表示できます。それぞれの災害リスクを確認していきましょう。

洪水(想定最大規模)

自宅と周辺の浸水リスクについて確認できます。色分けされている部分を参考に、お子さんのいる家庭は通学路や、普段使う施設、通勤ルートの道のりもあわせて確認しておくことが必要です。避難場所や方法についてもあらかじめ家族で話し合っておけば、連絡が取れない状況でも、落ち着いて行動することができます。

洪水
ハザードマップ

土砂災害

大雨や地震などの影響で、山やがけが崩れたり、河川から土が流れ出ることによって、命や財産が脅かされる自然災害です。地面にしみ込んだ水分で土の抵抗が弱くなり、突発的に起こることもあるので、流れの急な河川や山の斜面に近い場所はあらかじめ確認し、普段からなるべく近づかないようにしましょう。

大雨や地震などの影響で、山やがけが崩れたり、河川から土が流れ出ることによって、命や財産が脅かされる自然災害です。地面にしみ込んだ水分で土の抵抗が弱くなり、突発的に起こることもあるので、流れの急な河川や山の斜面に近い場所はあらかじめ確認し、普段からなるべく近づかないようにしましょう。

高潮(想定最大規模)

台風など強い低気圧で波が高くなり、海面の水位が上昇する現象です。海水が防波堤を超えると短時間で浸水が広がり、避難が困難になります。台風が接近していると、暴風や激しい雨でさらに危険な状態になるので、安全に避難できる道のりや場所を想定しておきましょう。

津波(想定最大規模)

地震によって発生する津波を正確に予想することはかなり困難とされているので、強い揺れや、弱くても長い揺れを感じたときにはいち早く高い場所へ避難することが重要です。海水浴で海岸の近くにいる場合は「津波注意報」でも避難が必要です。想像を超える高さや場所からやってくることを認識し、旅行などに出かける前には確認しておきましょう。

道路防災情報

道路冠水想定箇所、事前通行規制区間、予防的通行規制区間、緊急輸送道路について確認することができます。大雨時の通行に注意する道路や、冠水している場合には通行を避けて迂回できる道路も確認しておきましょう。災害が発生する前に予防的な通行止めが行われる場合もあるので、通勤や普段使う道の迂回ルートを考えておきましょう。

道路防災情報

地形分類

身の回りの土地の地形や特徴を確認することができます。その土地が持っている特徴を知ることで、自然災害に備えられます。

地域のハザードマップを見てみよう

(リンク先URL:https://disaportal.gsi.go.jp/index.html

ハザードマップ

国土交通省が作成したハザードマップポータルサイトには、各市町村が作成したハザードマップへのリンクが集約してあります。ハザードマップを活用して、住んでいる地域の災害リスクや、避難ルートを事前に把握し、いざというときに落ち着いて行動できるようにしましょう。

ハザードマップ活用法

1.マップを用意する

まずは、ハザードマップを手に入れましょう。

各自治体のホームページからダウンロードしたり、地域の区役所などでも入手可能です。

2.自宅に居る場合の被害予測・避難経路を確認

災害の種類に応じて、被害予測を確認しておきましょう。

避難所となる場所や、自宅から避難場所までの安全な経路を、災害別に知っておくことが重要です。

3.外出している場合の被害予測・避難経路を確認

災害は自宅にいるときに起こるわけではありません。

自分と家族が外出している場合のことをふまえて、普段からよく行く場所の被害予測を確認します。地図に印をつけて、建物に居る場合の避難ルートと、地震や、水害、火事といった災害に応じた避難方法・避難場所を確認しておきましょう。

4.避難経路を実際に歩いてみる

お子さんがいる場合は必ず一緒に歩いてみましょう。

災害が起きたときに保護者がそばにいられるとは限りません。

お子さんも自分で自分の身を守れるように、普段から歩き慣れて道を覚えておくことが大切です。

まとめ

ハザードマップを見ながら家族で街を歩いたり、避難経路や方法のシミュレーションをしておくことで、いざというときに落ち着いて行動することができます。

自分たちに必要な情報を書き足したオリジナルハザードマップで、普段から災害に備えておきましょう。