防災アイテム紹介

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2025/04/21 グッズ

地震災害でケガをする原因は!?予防策とおすすめグッズ紹介!

地震災害でケガをする原因は!?予防策とおすすめグッズ紹介!

地震が起きたとき、なにが原因でケガをする可能性があると思いますか?

避難することばかり考えて、防災グッズだけ準備して、身近な危険を回避することを怠ってはいませんか?

ケガをせずにスムーズに避難できるように災害時のケガの原因を知って、予防対策をしていきましょう!

最後に予防策におすすめのグッズも紹介していますので、参考にしてみてください!

地震災害が起きたときのケガの原因

家具類の転倒・落下

東京消防庁の発表によると、近年発生した地震における負傷原因のうち、家具類の転倒や落下物による負傷原因が約30~50%を占めることが分かっています。

阪神・淡路大震災では、家屋家具などの倒壊による圧迫死が犠牲者全体の9割を占め、そのうちの約1割が家具類の転倒による死亡と考えられています。

また,新潟中越地震での負傷原因の約4割が家具類の転倒などによるもので、その他の地震でも同様に、負傷原因のトップになっています。

火事 

つぎに「火災」の危険です。

地震による家屋の倒壊や家具の転倒により、ガス管や電気配線が破損したり、ストーブなどの暖房器具に可燃物が接触することにより火災が発生します。

東日本大震災によって発生した火災のうち、原因が特定された火災108件の過半数が電気関係による出火でした。

地震が引き起こす電気火災とは、地震の揺れにともなう電気機器からの出火や、停電が復旧したときに発生する火災のことです。

関東大震災では、炎を巻き込んだ竜巻状の空気の渦が発生し大きな被害をもたらす火災旋風が、その猛烈な炎と風によって急速かつ広範囲の火災延焼を引き起こしました。

「避難障害」

「避難障害」とは、災害時に避難するとき、円滑な避難を妨げたり、危険を生じるもののことです。 

地震で家具や家電製品が倒れたり、移動したりすることで、出入口などの避難通路が塞がれ、閉じ込められてしまうことがあります。

屋外では、道路上にある置き看板や放置自転車などで、道路幅が狭いことなども避難障害に含まれます。

食器、窓など陶器やガラス飛散

気象庁によると、窓ガラスが割れる可能性があるのは震度5弱以上です。 

地震の揺れによって窓枠がゆがみ、ガラスがたわんで耐え切れなくなったり、外部から飛んできたものや、内部で倒れた家具などが当たって割れ、ガラスが飛散することがあります。

割れたガラスが刺さったり、破片を踏んで怪我をする危険があります。

湯や油によるやけど

大きくゆれている時に湯や油の入ったなべなどに近づくと中身が飛び出し、やけどをするので危険です。 

揺れているときは、湯や油からは離れるようにしましょう。

ケガの原因は家具の転倒!?「減災」を意識して地震対策を見直そう!

今回過去に起きた地震災害からケガをする原因を調べてみたところ、ケガの原因となるのは室内の家具類の転倒などから引き起こる可能性が高いということがわかりましたね。

家具転倒対策は「ケガ」「火災」「避難障害」の『3つの危険』を未然に防ぐ大切な対策です。

以前投稿した減災と防災のちがいって?減災の「7つの備え」ご紹介!のなかの「7つの備え」でもお話した「減災」の視点から今からでも対策できることをもう一度考えてみましょう!

地震に強い家

これから家を建てる、建て替える予定のある方は、ここからはじめましょう!

くわしくはこちらの記事からご覧ください。▷減災と防災のちがいって?減災の「7つの備え」ご紹介!

家具の固定

そして家具の固定!

くわしくはこちらの記事からご覧ください。▷減災と防災のちがいって?減災の「7つの備え」ご紹介!

なるべく部屋に物を置かない

そして、なるべく部屋に物を置かない工夫も大切です。

納戸やクローゼット、据え付け収納家具に収納するなど、できるだけ生活空間に家具類を多く置かないようにしましょう。

緊急地震速報を聞いたとき、すぐに物を置いていない空間に避難すれば安全です。

避難経路確保のレイアウト

ドアや避難経路をふさがないように、家具配置のレイアウトを工夫しましょう。

部屋の出入り口や廊下には家具類を置かないように、据え付けの戸棚に収納しましょう。

さらに引き出しの飛び出しに注意し、置く方向を考えましょう。

火災などの二次災害を防ぐ

家具類がストーブに転倒・落下・移動すると、火災などの二次災害を引き起こす危険があります。

また、発火のおそれがある家具・家電も転倒・落下・移動防止対策が必須です。

防止対策のポイント

家具類のレイアウトを工夫したら、器具による家具類の転倒・落下・移動防止対策を行います。

防災対策は家具によって違いがあるので、どの家具にどの対策が使えるか考えてみましょう。

転倒・落下・移動防止対策はネジ止めが基本!

最も確実な方法は、壁にL型金具でネジ止めすることですが、ネジ止めが難しい場合は、突っ張り棒とストッパー式、突っ張り棒と粘着マットを組み合わせると効果が高くなります。

キャスター付き家具はロック

日常的に動かして使う場合、移動時以外はキャスターをロックし、定位置がある場合は壁や床に着脱式ベルトなどでつなげます。

普段動かさない物は家具スライダーや、ポール式器具などを設置し、固定します。

テーブル・イスの滑り止め

壁面に接して置いていない背の低い家具類の中でも、特にテーブルやイスは移動防止対策が必須です。

粘着マット、カーペットの場合は滑り防止マットを設置します。

長周期地震動への対策

大きくゆっくりとした揺れが続く特徴がある「長周期地震動」にも対策が必要です。

つり下げ式照明、観賞用水槽やウォーターサーバーなど水をためる物などが危険です!

適切な器具で対策を施しましょう。

おすすめの転倒・落下・移動防止器具

おすすめの転倒・落下・移動移動防止器具を紹介します。

L字金具

ドウシュウ(同舟) l字金具 30個 l型金具 補強金具 l字アングルブラケット ステンレス製 家具転倒防止 地震対策 40*40*16mm 固定金具 コーナーブレース 接合金具 120個ネジ付け

家具をしっかり固定するには、やっばりL字金具が有効です!

穴開け不要 耐震ストッパ L型

mopam 家具 転倒防止 地震 転倒防止 12組セット 強力タイプ 穴開け不要 家具固定 目立たずがっちり 棚などの固定金具 防災グッズ 冷蔵庫 地震対策 台風対策 家具固定用 金具 落下防止 耐震ストッパ L型 (シルバー 5.6 cm)

家具落下防止器は穴や工具をあける必要がなく、接着剤の残留物が残らず、取り付けと取り外しが容易で、壁面を損傷することはありません。

壁に穴を開けたくない方にはこちらをおすすめします。

転倒防止棒

アイリスオーヤマ 家具の転倒から身を守る転倒防止棒 防災グッズ S 高さ30-45cm ホワイト SP-30W

家具の上部に隙間がある場合は、強力なH型構造でしっかり伸縮してがっちり固定してくれるこちらがおすすめです。

耐震マット

【SOSOYOKI】 耐震マット プレミアム 超強力タイプ 耐震度7 耐震ジェル 耐荷重100kg クリア 4枚入り

家電、家具、置物など使い方いろいろ、両面粘着タイプでしっかり固定、工事不要、敷くだけ簡単設置。

汚れた時は水洗いで自然乾燥すれば、粘着力復活し、くり返し使用可能で、耐久性が抜群。

震度7クラスの大地震にも対応可能な超強力タイプ!

テレビ 転倒防止ベルト

サンワダイレクト テレビ 転倒防止ベルト VESA取付 クランプ式 【粘着/穴開け不要】壁固定対応 100-PL023

忘れがちなテレビの固定にはこちら。

ご自宅のテレビに設置できそうなタイプをさがしてみてください。

滑り止め シリコンマット

ソファー 滑り止め 強力 滑り止めシート ソファー すべり止め 滑り止め シリコンマット 家具 防震 強力 透明 ずれ防止 ズレ防止 キズ防止 テーブル テレビ台 食器棚 家具 家電 対応可能 丸型 4枚セット (丸型-適用3.5~5.5cm)

キャスターやソファーのあしにはこのような滑り止めで対応しましょう。

まとめ

過去に起きた地震災害時のケガの原因は、「家具類の転倒や落下物による負傷原因が約30~50%を占める」ということから、自分たちに起こるかもしれない危険を想像してみることはできましたか?

「この部屋のこの家具が倒れてきてケガをする可能性があるかもしれない!危険かも知れない!」と、具体的に家族が過ごす空間に目を向け、改めて向き合うきっかけになったのではないでしょうか?

震災被害を最小限に抑える対策「減災」を今一度考え直し、今できる工夫をしていきましょう!