防災アイテム紹介

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2023/05/15 コラム

防災にも活用される、カセットコンロ・ボンベの使用期限について

防災にも活用される、カセットコンロ・ボンベの使用期限について

日常使いできる上にいざという時にも役に立つカセットコンロとカセットボンベ。
冬の鍋シーズンだけではなく、アウトドアやキャンプでも大活躍の方もいれば、防災用にと備えている方もいるかと思いますが、使用期限の目安があることはご存じでしょうか?
カセットコンロにもあるの?と驚いた方は、お読みいただいた後にぜひお手元の製品を確認してみてくださいね。

カセットコンロの使用期限の確認方法

カセットコンロはゴム製の部品が使われており、経年劣化して事故が発生する危険性があります。
未使用であっても経年劣化は進むため、製造から10年を目安に買い替えるようにしてください。
製造年月は主に本体に貼ってあるステッカーの左側に印刷されています。
(例)「22.09」と表示されている場合は2022年9月製造です。

カセットコンロ・ボンベ 防災アイテム

カセットボンベの使用期限の確認方法

カセットボンベの内部にもゴム製の部品が使われており、こちらも使用頻度にかかわらず経年劣化しますので、未使用でも製造から7年経過したものは処分してください。
また、製造から7年以内でもサビが出ていたり、ゆがみや変形、キャップがない場合は劣化が早く進むので、使用せずに正しい方法で廃棄してください。
製造年月日は底面に直接印字されています。
(例)「20220318K2H」と印字されていたら製造日は2022年3月18日です。
「22031812」だと西暦下2桁・月・日・時間、「220318」だと西暦の下2桁・月・日となります。

カセットコンロ・ボンベ 防災アイテム

カセットコンロ・カセットボンベの正しい使い方をチェック

カセットコンロとカセットボンベは同じメーカーの物を使う

異なるメーカーだとガス漏れや火災の原因になります。

(同じメーカーの正規品以外では安全装置が作動しない場合もあります)

カセットボンベは正しくセット

正しく装着しないとガス漏れや火災の原因になります。

IH調理器の上で使用しない

誤ってIH調理器の電源が入ったことによって、カセットボンベが爆発する恐れがあります。

家具や壁、カーテンから15cm以上離す

カセットボンベが過熱して爆発したり、可燃物に引火したりする恐れがあります。

テントの中や自動車の車内では使用禁止

一酸化炭素中毒や酸欠になる恐れがあるので、屋内で使用する際には換気を行いましょう。

大きな調理器具を使用しない

コンロを覆うような大きな鍋底の鍋などはカセットボンベが過熱して爆発する危険性あり。

カセットボンベは温度が40℃以上になる車内などに放置しない

車内など高温になる場所に置いたままだとセットボンベが爆発する恐れがあります。

カセットコンロ・ボンベ 防災アイテム

カセットボンベの処理方法

ボンベを振って音がしないかを確認(音がする場合は中にガスがまだ残っています)

屋外の風通しの良い場所で、周囲に火の気がないことも確認してください。

キャップを外し、先端を下向きにしたままコンクリートなどの硬い所に押しつけます

すると、液体状のガスがシューと出ていき、気化していきます。

ガスを出し切ったらボンベを振って音がしないか確認

缶が冷えきっているとガスが出ないため、缶を少し手で温めてから再度行ってください

ガスを出し切った後はお住まいの地域のごみ出しの取り決めに従って廃棄しましょう

【注意事項】

・ガスが入った状態で穴を開けるとガスが噴出し、途中で止められません。絶対におやめください。

・ベランダなど囲まれた場所で行うと、排出したガスがこもってしまうので大変危険です。
ガスは空気よりも重く下部に溜まるので気付いた時には手遅れの可能性もあります。
注意して行いましょう。

カセットコンロ・ボンベ 防災アイテム

まとめ

カセットコンロとカセットボンベの使用期限と扱い方の注意点をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
使用期限や扱い方を注意すれば、焼肉や鍋のように食べながら調理をする料理に大活躍してくれます。
また、軽量かつ簡単なため持ち運びしやすく、アウトドアや災害時に役に立つグッズでもあります。
さっそく家にあるカセットボンベなどの使用期限を確認してみましょう!