
台風接近前にやるべき10の備え
台風の接近が報じられると、焦って何から手をつければいいか分からなくなるものです。
しかし、台風は地震とは異なり、「事前に予測ができ、準備をする時間がある」災害です。
台風が上陸・接近する前に絶対にやっておくべき「10の備え」をタイムラインに沿ってわかりやすく解説します。
台風接近前(2〜3日前)にやるべきこと:情報の確認と買い出し
台風の勢力や進路がある程度予測できたら、まずは「情報収集」と「動けない期間の準備」を始めましょう。
1.ハザードマップと避難経路の再確認

まずは自宅周辺の危険度を知ることが最優先です。
- 土砂災害警戒区域や浸水想定区域に入っていないか確認する。
- 避難場所への安全なルートを複数パターン想定しておく。
2.非常食・飲料水の「ローリングストック」確認

電気や水道などのライフラインが止まった時のために、最低3日分(できれば1週間分)の備蓄を確認します。
- 飲料水: 1人あたり1日3リットルが目安。
- 非常食: ガスや電気が止まってもそのまま食べられるもの(缶詰、レトルト食品、ゼリー飲料など)。
3.モバイルバッテリーなどの充電と停電対策

台風による停電に備え、情報収集の命綱となるスマートフォンやタブレットを守りましょう。
- モバイルバッテリーを満タンに充電しておく。
- 懐中電灯やランタンの動作確認、予備の乾電池を用意する。
台風直前(1日前〜半日前)にやるべきこと:家の外と中の安全対策
台風が近づいて風雨が強まる前に、自宅の物理的な補強や対策を行います。
4.屋外の「飛ばされやすいもの」を室内に片付ける

強風で物が飛ばされると、自宅の破損だけでなく、近隣の家や通行人に怪我をさせる原因(加害者)になってしまいます。
- ベランダや庭にある物干し竿、植木鉢、ゴミ箱、自転車などはすべて室内に取り込む。
- 室内に取り込めない大型のものは、ロープなどで頑丈に固定する。
5.窓ガラスの補強と雨戸の施錠

風で飛んできた物が窓ガラスに当たって割れるのを防ぎます。
- 雨戸やシャッターはしっかりと閉めてロックする。
- 雨戸がない窓には、養生テープを「米」の字に貼ったり、防犯・防災フィルムを貼ったりして、ガラスの飛散を防ぐ。
- カーテンやブラインドを閉めておき、万が一割れた際の破片の飛び散りを抑える。
6.排水溝・側溝の掃除

大雨によるベランダの浸水や、庭・道路の水はけを良くするための対策です。
- ベランダの排水溝や、自宅周辺の側溝に溜まった落ち葉やゴミを取り除く。
7.「生活用水」の確保(お風呂に水を張る)

断水に備え、飲料水とは別に「生活用水」を確保します。
- お風呂の浴槽に水をいっぱいに張っておく(トイレを流す用など)。
- 清潔なポリタンクやペットボトルにも、生活に使う水をためておく。
台風当日:直前の最終チェックと避難判断
風雨が強まってきたら、外での作業は絶対にやめ、身を守る行動に集中します。
8.「防災ボトル」や避難リュックを玄関に用意

避難が必要になった際、1秒でも早く外に出られるよう準備を整えます。
- 防災リュックをすぐ持ち出せる玄関などに置いておく。
- 貴重品(通帳、印鑑、現金、身分証明書のコピー)をひとまとめにしておく。
9.車のガソリンを満タンにし、避難に備える

停電するとガソリンスタンドも営業できなくなります。また、車中避難の可能性も考慮しておきましょう。
- ガソリンは早めに満タンにしておく。
- 車の駐車場所が冠水しやすい場所(地下駐車場や低地)にある場合は、高台などの安全な場所にあらかじめ移動させておく。
10.「警戒レベル」に合わせた早期避難の判断

自治体から発表される警戒レベルを意識し、手遅れになる前に避難を開始します。
- 警戒レベル3(高齢者等避難): 高齢の方や避難に時間がかかる方は避難を開始。
- 警戒レベル4(避難指示): 全員必ず避難所や安全な場所(頑丈な建物の2階以上など)へ避難。
ポイント: 外がすでに暴風雨で、避難所へ行くこと自体が危険な場合は、無理に外出せず、自宅の中でより安全な場所(2階以上、崖や窓から離れた部屋)に留まる**「垂直避難」**を選択してください。
まとめ:備えあれば憂いなし
台風は、「事前の準備」で被害を最小限に抑えることができる災害です。 「これくらい大丈夫だろう」と過信せず、予報が出た段階からステップを踏んで準備を進めましょう。
防災グッズの選び方や、避難時に役立つアイテムの詳細は、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。大切な家族と自分自身の身を守るため、万全の備えで台風シーズンを乗り切りましょう!
対策「減災」を今一度考え直し、今できる工夫をしていきましょう!
