イベント・勉強会

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2024/02/15 勉強会

地域ぐるみで実施する「医療的ケア児の避難訓練支援プロジェクト!」始動!

地域ぐるみで実施する「医療的ケア児の避難訓練支援プロジェクト!」始動!

ひなんピングでは、2024年5月に全国的にも事例の少ない医療的ケア児の避難訓練を、訪問看護ステーションyellとyellの利用者さんの協力のもと実施します!

これに先立ちまして、避難訓練へひとりでも多くの支援者にご参加いただきたいとの想いから、だれでも受講可能な支援者養成講座(3〜4月予定)を開催します!

能登半島地震からわたしちが学ぶ「今できること」とは?

令和6年能登半島地震により、お亡くなりになった方々のご冥福を祈りますとともに、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。
また、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
一日も早い復興と皆様の日常に笑顔が戻りますことを心よりお祈り申し上げます。

1ヶ月経ち、一般の現地ボランティアの受付がはじまっているというニュースを目にするようになりました。

しかし、実際に支援をしたくても現場に派遣される人数にも限りがあるのが現状です。

遠く離れた岡山に住むわたしたちができる『必要な支援』とは…と、そちらばかり考えてしまいますが、現地のみなさんの意見は違っています。

『わたしたちを見て、自分ごととして捉えてほしい』という声が上がっていました。

【出典:yahoo!ニュース

今では、メディアのみならず、SNSでだれでも情報を発信できる世の中です。

実際に被害に遭われた方が「現状を周知してもらいたい」「自分ごととして置き換えて考えほしい」「今後の『もしも』のときの参考にしてほしい」と、今もなお、様々な思いと共に投稿している様子が伺えます。

そのような中、障がいや病気の方の支援が間に合わない、行き届かない現状も浮き彫りになりました。

病状や特性が違うと、必要な支援もそれぞれ違うものになります。

「環境の変化に弱い」「邪魔者扱いされる」「個別の支援が必要」

実際に声を上げてくれた方々を通して、支援への対応、順応力を想定して準備しておかなくてはならないのだと実感しています。

今、わたしたちにできることは何でしょう。

この度ひなんピングで、ドコモ市民活動団体助成事業の助成を受託させていただくことになりました。

この助成を受け、ひなんピングができる支援として少しずつ準備してきた新たな取り組みに向けて始動します!

ひなんピングのこれまでの取り組みと新たな挑戦!

ひなんピングでは、これまで『電源を必要とする医療的ケア児の避難支援をキャンピングカーで!』という目標を掲げて活動してきました。

1年目は、キャンピングカーと医療的ケア児の結び付けのために、家族で参加できるキャンプイベントを開催しました。

2年目は、コミュニティ作りのために、ワークショップ茶話会を開催しました。

3年目は、防災をテーマに、実際に防災食の試食、防災グッズの取り扱い、医療的ケア児をモデルとした『個人避難準備講座』「持ち物リスト作成」、避難グッズを実際に準備し検証を行いました。

そして、今回は、地域の人々と自治体を巻き込んだ個別避難訓練計画書の作成と避難訓練を実施します!

地域の人々と自治体を巻き込んだ個別避難訓練計画書の作成と避難訓練を実施

医療的ケア児 ひなんピング

今回のひなんピングのプロジェクトでは、地域の人々と自治体を巻き込んだ個別避難訓練計画書の作成と避難訓練を実施します!

これを実現するには、ひなんピングスタッフだけではなく、あなたの助けが必要なのです!

実際に『医療的ケア児が避難』する状況になったとき、どのような準備が必要で、どのように動いて、どこへ避難できるのか…それを考えるのは、家族だけではダメなのです。

家族に「もしも」のことがあった場合も想定して、地域の人々、関わる自治体を含めみんなで考え、協力した体制を整える必要があります。

そのためにも、その子が生活する地域の人々の助けが必要不可欠なのです!

みなさんは、自分の住む地域に「助けを必要としている人」がいるかどうか、知っていますか?

実際には、あまり知られていないのが現状ではないでしょうか?

わたしも先天性心疾患の娘が医療的ケア児として生活していましたが、病状が安定せず入退院を繰り返していたこと、感染症問題から自宅療養が多く外出することが少なかったこと、他人の目を気にして輪に入ろうという気持ちになれなかったこと…いろんな事情が重なって近所の方と交流する機会はなかなか持てませんでした。

こういう風に外に出づらいからこそ、周りの周知や声掛けや気遣いがあれば、繋がりやすくなっていくのではないでしょうか?

これは病気の有無に関係なく、だれに対しても共通することで、近所の人を「知る」「知ってもらう」機会を日頃から作ることが理想的ですよね。

能登半島大震災が起こったあとも、避難する際に声をかけあったり、動ける人が近所の人を手助けしたり、安否確認したりしたというお話や、近所の人の車庫やビニールハウス内でいっしょに避難生活を送っている様子が放送されていました。

『遠くの親戚より近くの他人』ということわざ通り、遠くに住んでいる親戚よりも、普段から交流のある近所の人たちの方が助けになることが多いということです。

同じ地域に住んでいる「仲間」として、互いに補って助け合える関係を作っていきましょう!

支援者を養成するための支援者養成講座を実施

医ケア児 ひなんピング

実際にご近所に要支援者がいることが分かっても「支援をしたいけど災害時支援の経験がない」「医療的ケア児に対する知識がないのに支援するのは不安」という方もおられるのではないでしょうか?

そこで、今回、いざという時にサポートできる支援者を養成するための支援者養成講座(全5回予定)を実施します!

詳細については、決定次第投稿します。

あなたの想いが、誰かのためになる!

いっしょに支援者養成講座を受講して医療的ケア児のサポーターになりましょう!

この事業は、ドコモ市民活動団体助成事業の助成を受けて運営しています。

3年前に立ち上げたひなんピング事業↓↓↓

過去に実施した防災キャンプの様子はこちら↓↓↓